証券事務に必要なスキル
証券事務が行う業務には、法人向けの営業であるホールセールと個人向けのリテールなど、複数の営業マンをフォローする営業アシスタントや、ディーラーやトレーダー、証券アナリストのアシスタント業務、オンライン取引のコールセンターの業務などがその内容となっています。証券事務として働く為には、証券取引の経験や投資信託事務の処理経験、投資信託関連の商品知識など、多くのスキルを必要とします。
証券事務として業務を行う為には、こうした知識のほか、商品を販売する為に必要となる資格も取得しなければなりません。その資格は、証券外務員とファイナンシャル・プランナー(FP)資格です。金融業界で事務を行う際には、この2種類の資格が最低限必要となって来ます。
Aさんは、当初、資格など持っていませんでした。しかし、未経験ながら、証券会社の事務として働く事になりました。それは、派遣会社のサポートがあったからです。未経験でも、派遣会社が資格取得支援を行ってくれ、保証してくれるので、未経験でも企業は受け入れてくれます。また、派遣先で業務に就きながら、資格を取得する事も可能です。Aさんは、まず、証券事務として派遣を紹介され、2種証券外務員の資格を取得する研修を派遣会社で受けました。その後、派遣先で証券事務として働きながら3級FP技能検定資格を取得し、業務の幅を広げていきました。